「あながち違くもないけどさ? それにしたって高校生の口からお酒の席は反則だって」 「もお!だったら正解はなんなのよ」 「ふっふふーん」 あーずるい。 何がずるいってそんなのは分からないけど、とにかくずるい。 なんなの、その顔? 得意げに細められた瞳。 リアルわんこのような口。 キラキラ輝くオーラすらも見えてくる。 「それはね、まだ秘密。まあさ、とにかく行くよ!」