「いっちゃん?」 「ん?こっちも食べたくなった?」 「私は本当にいっちゃんが好きだよ?」 だから。 いい加減。 どうかそろそろ伝わりますように。 「うん。ごめん。知ってた」 そう言ういっちゃんの顔はブンブン振れてる尻尾が見えるくらいにキラキラしてて。 「はい。仕方ないから一口あげる」 私がいっちゃんに恋をしてるだなんて。