「カン?」

「それは女の子の得意技でしょ!」

「相場?」

「幼女ならともかく、普通の女の子はここまで喜んだりしないんじゃないかな?」

「妄想?」

「こわ?あぶな?」

「あーもう!とにかくいいから見て回るよ!」

いっちゃんはそう発した途端、私の手を引いた。

手、大きいな。

とか。

あったかいな。

とか。