そう自分に言い聞かして和室を後にする。

「あれ?由、今日は可愛いね!」

廊下を玄関に向かって曲がったところでお姉ちゃんに出くわした。

「お姉ちゃん!失礼だよ?

今日はじゃなくていつもでしょ?」

自分の顔は私が一番よく知っている。

美少女とまではいかないけれど、悪く見積もっても中の上くらいの自信はある!」

「はあー!いま時の子は怖いねー」

少なくともお姉ちゃんよりは上。