いっちゃんの言葉で思い出す。
そうなのだ。
すっかり忘れていたが今週末はいっちゃんとの初デート。
「じゃ、また連絡する」
ぶり返した心拍に気づくはずもなくいっちゃんは二人で過ごした部屋へと向かって歩き始める。
「そうだ!」
その背中に名残惜しさを感じているとドンピシャなタイミングで振り返りー
「お出かけの日は男らしさ全開の格好いい俺で行くから覚悟してね」
バッチーン!
星が飛び出すくらいの最高ウインクと動悸を残し、いっちゃんは暗闇に消えていった。
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