だけど可愛くて仕方がない。

守ってあげたい。

支えてあげたい。

力になりたい。

私はいっちゃんのためだけに生きていきたい。

「あ、着いたね」

ああ。

どうして我が家はこの場所に位置してるんだろう?

もっともっと遠くにあればいいのに。

そうすればまだまだいっちゃんの隣を歩いていられるのに。

「由さん?今日は特別なご飯をありがとう。

次は俺がもてなすから期待しててね」