「あー!」

「!!!」

夜道に響き渡るいっちゃんの叫び声。

振り返る人たちの視線がもの凄く鋭い。

「由さん?それより、さっきの話しは何?

聞き捨てならないよ?」

「さっきの?」

「俺が可愛いって!」

あー、それ。

その話し、まだ続いてたんだ。

「そのまんまの意味だけど?」