「顔、真っ赤だよ?大丈夫?暑い?それとも発熱?」 「あー、」 そうだった。 私の脳内は満開の花畑。 それも咲いているのはアザミ。 その可愛らしさに油断して手を伸ばせば隠れた棘にたちまちやられる。 で、問題はここ! 私の顔! 最初よりはだいぶマシだけどまあ、赤い。 「まあ、これは気にしないでいいよ。 風邪でも発熱でもないから!」 「そう?寒くなったから体調には気をつけろよ?」 「ありがとう」