これは大好きないっちゃんのために作った肉じゃが。

の残り。

明日の朝かお昼にでもと思って多めに作ったその残りを、私は大口で掻き込んだ。

「ああ……」

いっちゃんの悲痛な声が聞こえてくる。

「美味しい!最高!私って天才!」

けど、一度つけた箸は止まらない。

だって!

理不尽だ!