「そうだねー。取り敢えず、試験問題は持ってる?」 「あ!そうか!その手があった! 待ってね?すぐに出すから!」 私が半日がかりで解いた問題も、いっちゃんにかかればほんの一時間。 って言うか! いくらなんでも早すぎない? え? 待って? 私ってばこんな秀才に教わってたの? 「……なんか自信なくしたかも」