勢いのまま飛びつこうとした瞬間。

いっちゃんのすぐ後ろを見知らぬおばさんが通り過ぎる。

その目は好奇心に満ち満ちていて。

私は広げた腕を部屋の方へとターンさせた。

「ほら!ご飯できてるよ?ほらほら!

寒いから入ろう?ほらってば!」

何?

この押し売りな感じ?

でもさ。

だってさ!

おばさんがさ!