「……」 「……ごめんなさい」 「オーケー。分かってくれたならいいよ。 で?合鍵以外にも何か進展があったの?」 さすがかえちゃん。 私の親友。 リアル心の友。 ……じゃなくても分かるか。 先ほどまでの自分を振り返れば途端に自己嫌悪に苛まれる。 「由?」 「かえちゃん。私は私が怖いよ」