ってかどうしてそんなに冷たい瞳で見つめてくるの?

「由さ……」

どうやら冷たいのは瞳だけのようだった。

かえちゃんの発した声には、まあ、あまり好感のある感じではないけれど。

それでも僅かな憐れみくらいは感じられた。

「なんか危ないものでもはじめた?」

「しないよそんなもの?!

あ、でも強いて言うなら……

いっちゃんには麻薬以上の中毒性があると思うんだよね」