状況把握を済ませると一つの咳払い。

「んんっ!あー。はい、見る?」

「見る!見ます!拝みます!」

「それは嫌だなぁ」

ブツクサブツクサ。

いっちゃんは余程恥ずかしいのかお喋りさんだ。

だけどきっといまは放っておいて欲しいだろう。

って言うか私が無理!

このお宝を前にいっちゃんの照れに付き合ってられますかって!

私は既に寸劇には付き合ったんだ!