「先輩、おはようございます。待たせちゃいました?」
「おはよう。いや、俺が早くきすぎただけだから。
まだ時間の五分前だし。それじゃあ行こうか」
「はい」
差し出された手を握りながらとびきりの笑顔で返事をする。
大きな手に引かれるよに歩きながら電車に乗り込んだ。
田舎のこの街で遊べる場所はほとんどなくて、電車に一時間も乗ってこの辺で唯一遊べる場所へと向かう。
車両には私たちの他に乗客はいなかったけど体を寄り添うようにしてくっついて座った。
目的の駅に着くまでの間を先輩の話しを聞きながら過ごした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…