「いいから答えてよ。お母さんは嫌いよ。 私のことを見てくれなくなったあの人なんて。 勝手にすればいいのよ。 女のところに転がり込むなりなんなり好きにすればいい。 もう嫌なの。 惨めな思いであの人のこと待つのにホトホト疲れちゃった」 「だったら何をそんなに怒ってるの」 聞きたくない。 興味もない。 だけど溜めたものを吐き出し切らないと解放してくれないことを私は知ってる。 ただ解放されたいが為に話題を振る。