私はきっと、明日もあなたに逢いにいく


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「遅くなったから家まで送るよ」と言う先輩の申し入れを受け、途中までの道のりを送ってもらってから先輩とは別れた。

暗くなった道を心許ない街灯の明かりを頼りに一人で歩く。

朝はまっさらだった雪がたくさんの人に踏み潰されて黒く固まってつるつると滑った。

小さい時は楽しかったそれもいまは歩きづらいだけで思わずため息をついてしまう。

吐き出された息は白く濁って、少しだけ上に登ってから消えた。

家に着くと窓からは明かりが漏れていた。

玄関の前で一度立ち止まって空を見上げてみる。