「そうですね。 また先輩の観たい映画が始まったら行きましょう」 それでも私は先輩の彼女だ。 先輩が行きたいのなら嫌だって苦手だって一緒に行く。 いつか終わりがくるのだからそれまでは先輩との付き合いを楽しまないと損ってものだ。 「どうする?部屋に移る?」 「そうですね。先輩の部屋に行きたいです」 食べたものを片付けてから先輩の部屋に移動した。 先輩の部屋は綺麗に整頓されたシンプルな空間。