私はきっと、明日もあなたに逢いにいく


春までは違った。

放課後になれば友達とお喋りをして、寄り道をして。

普通に楽しく毎日を過ごしてた。

恋バナをして、帰りに遊んで、高校生って楽しいと思ってた。

だけど違った。

女の友情は紙よりもペラペラに薄くて、嘘にまみれた汚いものだった。

飾り立てた友情は意図も簡単に、ちょっとしたきっかけで簡単に壊れてしまった。

靴を履き替えて外に出ると昨日の雪が砂と廃棄ガスで黒く染まっていた。