そうしたら止まらなかった。
この時の僕はまだまだ子供だったんだ。
「どうして僕を置いていくの?
僕はこれからどうしたらいいの?
母さんだけだったのに……。
僕が存在している意味なんてそれだけだったのに……。
あと少しだったのに……。
あと二年すれば僕が母さんを守れたのに……。
ずるいよ……。待っててよ……。
どうして置いていくんだよ……。待っててよ……。
僕はまだ何一つ恩返しが出来てないんだ……。
母さん、母さん、母さん。
お願いだから僕を一人にしないでよ……」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…