「うん。

ハナはあの時間を忘れてるんだろうなって思ってたからね。

そしてそれは当たってたわけだ。

だけどハナ、そんな顔しないで?

別に責めてるわけじゃないんだ。

ハナの言った通り小さい時の約束だったし……、あの時間は桜みたいな時間だったからね」

「桜?」