「手伝う!」
「ん。ほんなら朔坊は店からキャベツをもらってきてくれるかい?
ハナちゃんは……、料理は人並みにできるかい?」
「はい、あの……。簡単なものならってくらいには」
「んじゃ味噌汁はハナちゃんの担当だ。
ほら!私は朔坊が持ってきたキャベツでメインデッシュを拵えるんだから、ほらほら。
そんなとこでニヤついてないで朔坊はサッサとキャベツを持っといで」
「はぁい」
おばあさんの指摘を受け朔はなぜか渋々といった感じで裏口から消えていく。
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