「しょっぱいなぁ。めちゃくちゃ塩対応じゃない。 まあそれもハナらしさだよね。大丈夫。 僕はそんなんじゃめげないから」 「思うんだけどさ。 さっきから話が逸れるのって朔のせいじゃないかな」 「そ?」 何こいつ。 どうしてこんなに女子力の塊なの? 朔は本物の女子である私ですらしたことがない仕草、まあ、要するに小首を傾げてからの上目遣いプラス満面の笑みを恥ずかしげもなく投げかけてくる。