まくし立てる。 別に人様の価値観を馬鹿にできるほど私は大層な人間ではないけれど。 それでもやっぱり気にはなる。 だって電柱。 それが特別な意味もテンションが上がる意味もきっと私には理解できないけど、それでもやっぱり気にはなる。 不思議そうな顔の私に朔は「ふふ」と満開の笑顔を向けてきた。 「ハナは可愛いね。とても純粋で素直だ。 ああ、本当に可愛いなぁ」