私はきっと、明日もあなたに逢いにいく


なんでそこで笑う?

どうでもいいか。

私には関係ない。

自由になった体を翻して元来た道へと足を踏み出す。

「ねえ。ハナはこの場所が嫌い?」

……。

「なんで私の名前、知ってるの?」

「あれ?ハナが自分で言ってなかった?」

「言ってない」

「そうだっけ?

まあいまはそんなことどうでもいいじゃない?」