それは誰にも見せたことがないもう一人の私。

私ですら見たことがないもう一人の私。

この場所にいるともう一人の私が私の脳を占領して、強がることを否定してくる。

私はそれが不安でたまらなくて、なのにほんの少し懐かしくて。

溢れる涙は量を増した。