だけど私だって疲れた。

いまは誰とも関わりたくない。

遠くの方からエンジン音が聞こえる。

新聞配達のバイクだろう。

人が活動を始める時間が近づいている。

寒くないようになるべく体を小さくしてうずくまる。

何も考えたくなくてそのままじっと息をひそめる。

だけどだんだんと明るくなっていく世界に頭の中を色々なことが駆け巡る。