ーーー

震えるような寒さに目を覚ましていつの間にか眠っていたことに気づく。

着替えもしてないしお風呂にも入っていない。

だけどいまはそんなことどうでもいい。

芯まで冷え切った体を温めるために布団に潜って暖房のスイッチを入れる。

再び目を閉じる前にスマホに視線を向けてみたけど着信のライトは光ることはなかった。