だから、宝物にするために、会いに行く。 たとえそこに君がいなくても、ちゃんと受け入れて、終わらせて、曇らせることなくいつまでもキラキラと輝いたまま持っていられるように、俺は君に会いに行く。 ※※※ 明大前で電車を降りて、人生で三回目の井の頭線に乗り換える。 吉祥寺に近づくにつれて人が少しずつ増えていく。 目の前を流れていく景色には物静かな雰囲気が満ちていて、時間の流れもなんだかゆっくりで、ついうとうととしてしまいそうになった頃、電車は吉祥寺に到着した。