「シヅキ」 「でも、いつかは忘れていいから。私のことは忘れて、私のためにそんなふうに泣くことをしないで。春人のために、春人のしたいことをして、ちゃんと笑って?」 シヅキが消えていく。 「シヅキ、俺は」 「春人。いままで本当にありがとう。春人に出会えて良かった。幸せだった」 「シヅキ!聞いてくれ!」 「春人。私は、春人のことが」