どうして俺たちには終わりしかない。

俺はこんなにも君が好きなのに。

いつまでもずっと、君と一緒に居たいのに。

どうして、俺たちには、未来がない。

「春人。泣かないで?悲しいことじゃないんだよ。私はちゃんと受け入れられた。春人のおかげで受け入れられた。私は、いま、とても幸せだよ」

「俺は、幸せじゃない。もっとシヅキと一緒に居たい。なあ、俺頑張るよ。シヅキのためならなんだってする。恥ずかしいとか言わない。なんだってするよ」

「うん……」

「だから居れくれよ。シヅキだってまだやりたいことがたくさんあるだろう?一緒にしよう。これからも」