「明るいじゃなくてうるさいの間違いじゃないか? 」

「春人にはあれくらい積極的な子が合うって」

「俺はうるさいよりは大人しい子のほうがいいけどな」

「うわ、凪ちゃんが聞いたらまた何か言われるぞ」

ーキーンコーンカーンコーン

「やっべ、予鈴じゃん。俺着替えてくるわ」

「後でな」

はあ。

しかしなんで俺の周りにはこうも騒がしいやつばかり集まるんだろう。

「はーる。やっと追いついた」

「はぁ」

「あ、それはため息ですか?そうですか?そうなんですか?」

「HR始まるぞ」

「あ、春。待ってよ」

置いてけばいいのに、それでもやはり俺は凪の声に止まってしまうんだ。