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満開に咲き誇る桜が散り始めた頃、修くんから連絡があった。

「戻ってきたから飲みに行こう」そう誘ってくれた。

久しぶりに会いたかった。

お母さんのこともお礼を言いたかった。

修くんがお母さんに何を言ったのかは知らないけれどあれからお母さんに色々言われることがなくなった。

『上手くやっとく』その言葉通り修くんがなんとかしてくれたのだろう。

だからちゃんと会ってお礼をしたかった。

だけどー

だけどきっと桧山さんは嫌がるだろう。

修くんと会ったら怒るだろう。

そう思うと会えなかった。

それでも修くんは何度か連絡をくれた。

その度に理由をつけては断って。

そうしてるうちに私の日常は壊れていって。

修くんに会うことはおろか返信することもできなくなっていた。