※※※ 週末の夜、外で夕食を済ませいつものように桧山さんと家でくつろいでいるとスマホが知らない番号を表示させて着信を知らせた。 「誰だろう?桧山さんすいません。 ちょっと電話にでてきます」 スマホを持ちキッチンへと向かう。 「もしもし?」 「お、もしもし?菜乃花?調子はどうだ? 元気にしてるか?」 その声には聞き覚えがあった。 「修くん?久しぶり。元気だよ。 修くんこそ元気だった?無理な仕事してない?」