「んなこといちいち覚えとくなよなぁ」

「だって!あの時間は。

かなちゃんがいてくれたあの日々は。私の宝物。

私の全てだもん。

忘れないよ。一つもだって。ずっと」

「あー。分かった。分かったから。

そんな顔でそんなこと言われたらなんて返したらいいか分からなくなる」