ーーー シャワーを浴びて、帰りにコンビニで買った缶ビールを飲みながら壁にかけられている絵に目を向ける。 かなちゃんの描いた絵。 かなちゃんに見えている景色。 かなちゃんの住んでいる世界。 それは私の手にも届くはずのモノ。 結局あれからかなちゃんが訪ねてくることはなかったけれど。 仕方ない。 そうしたのは私だもん。