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それから毎日そのカフェに通った。

読んでいない本がたくさん溜まってたから。

まだ遠くまでは行けそうになかったから。

部屋にいるのは飽きたから。

だから、空から雲が消えるまでをそうやって待つことにした。



だけど。

いつまでたっても。

その雲は空に居座り続けた。