「は?それ言うなら俺が越してきた時じゃね? 昨日の今日で何が変わるかよ」 「んー。そうなんだけどそうじゃなくてさ」 すでに皿の並んでいるテーブルにカップを置いて椅子に座る。 淹れたばかりのコーヒーはなのねえのより少し熱く口の中に広がっていく。 「うん。間違いない。やっぱ変わったよ」 「何がだよ」 ってかまだそんなこと考えてたのか。 「でかくなった」