俺だっていつまでも子供じゃない。

ほんの一瞬でもなのねえを笑顔にすることができるんだ。

だれか大人に聞いて欲しかった。

でも同時に誰にも話したくないとも思った。

なのねえと俺だけの秘密にしておきたくてー

「関係ないだろ?」

「関係なくはないだろ」

「なんで?」

「番号を教えたのは誰だ?

住所を教えたのは?」

「からみ酒かよ。たち悪い」