隅にまとめられた服は部屋着ばかりでスーツとかブラウスとか、そういった外に着ていくであろう服は一着だって見当たらなかった。 転がっていた本にも開かれた様子はなく新品みたいに綺麗なままだ。 間時間が止まったままなんじゃないかと思うくらいなのねえの部屋からは人が生活している空気を感じなかった。 それどころかこの部屋にはうっすらと恐怖すら漂っている。 混乱しすぎてなのねえの視線に気づいてもうまく声が出せなかった。 それくらいこの部屋が。 なのねえの姿が。 俺を不安にさせた。