ーーー

瞼に差し込む光に目を開ける。

顔に感じる冷たさのおかげで布団に包まれている体の温かさをよりはっきりと感じることができた。

そろそろと体を丸めて自分を抱く。

私が存在していることを確かめるように。

消えてしまわないように。

この温もりが冷めてしまわないように。