何より外に出て、普通に生活をしている人たちに混ざるのが怖かった。

私の居場所なんてどこにもない。

その公園は平日も休日も、暑い日も寒い日だって人がいる。

たくさんいる。

溢れてる。

かなちゃんの後ろから太陽の暖かな日差しが降り注いでいた。

「うん、行ってみようか」

断ることもできたけど、今日なら外に出てもいいかもしれない。

そう思えた。