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「おお、本当に来たな」
兄さんがスウェットのまま出迎えてくれた。
「修司、あんたまだそんな格好してるの?」
「だって、どうせ来るまですることなかったし。
今日は休みだし」
「だからってせめて着替えくらいしなさい?」
「はいはい。飯は?どっか行く?」
「そうね。せっかくだから美味しいもの食べたいわね。
荷物運んじゃうからさっさと出れるようにしときなさいね」
大きめな鞄三つ分の荷物しかなかったのに兄貴は俺たちを待たせることなくあっという間に支度を済ませた。
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