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下駄箱で靴を履き替えていると

「おはよう」

の声とともに肩がずしりと重くなる。

「昨日は本当ありがとな」

どうにかしようなんてかけらも思っていないだろう緩んだ顔をした健吾の顔がすぐ近くにあった。

「だーから、重いって」

「悪い悪い」

反省なんかしていないのだろう。

カラカラと笑っている健吾を軽く睨む。