その頃の私は、夢の中でサッカーの合宿に行っていた。


合宿中、初めて試合でゴールを決めて自信をつけていた。


そして合宿から帰ってきた翌日、あの女の子と会う約束をしていた。

ゴールの報告をしようと意気揚々と公園に向かうのだが、女の子はそこには現れなかった。

私は、もう彼女に会えなくなるのではないかと不安になった。


代わりに、以前も一緒に絵を描いた男の子から彼女の伝言を聞くことができた。

彼女から預かっていたというノートも見せてもらうことになる。


伝言は、『約束を守れなくて、ごめん』と、
『私の今の居場所は、あなたなら自分で気付けるはず』
というものだった。


どういうことだろう? そう思いながら、ノートを受け取るところで夢は終わってしまった。