「あそこにうさぎがいるでしょう?」


女の子が、草むらをかけまわる一羽のうさぎを指さして言いました。


「うん、いるね」


「三つ目のあなたの素晴らしいところをこれから話すわ。これがさいごよ」


月のきれいな夜。


森の中に、男の子と女の子は立っていました。


夢ではない〝現実〟での男の子は、なわがとべるようになるために、友だちの力をかりるようになりました。



まず、なわの回し方のコツをクラスの友だちにおしえました。

こうして、男の子も少しとびやすくなりました。



あとは、ひたすらとびました。


友だちに見てもらって、引っかかったときの自分の
ようすを教えてもらいました。


それを聞いて、そこをなおして、またとぶ。


そのくり返しでした。