「このメンバーで部活やってるのは修司と樋口だけだから、無理しないで俺らに遠慮なく言えよ」
修司と仲のいいタクヤ君がポンポンと修司の肩を叩いて言った。
文化祭まで一ヶ月、今の感じなら順調に出来そうだ。
話し合いが終わり、部活に行くため急いで着替えをして廊下に出ると、そこには修司が立っていた。
「あのさー奈々」
「どうしたの?修司も部活でしょ」
「そうなんだけどさ、部活終わったら一緒にラッキーロード行かねぇ?」
「え、なんで?」
「百均行ってとりあえず装飾に必要な物を見ておきたいんだ。学校から貰える物だけじゃ足りないだろうって先生も言ってたし」
「修司ってほんと真面目だね。うん、いいよ。じゃー部活先に終わった方が校門で待ってよう」
なんでもないような口調で返事なんかしちゃって、本当は嬉し過ぎて心臓ドキドキなくせに。誤魔化すのが上手くなったな、私。
「了解、そんじゃ部活頑張ろうな」
それだけ言うと、修司は走って行ってしまった。
お互い部活が忙しいし、おまけに修司はバイトまでしているから、仲良くなったとはいえ放課後一緒に遊んだりどこかへ行ったことはなかった。
文化委員に決まってから、こういうこともあるんじゃないかとどこかで期待してる自分がいた。
ネットで検索すると、好きな人と文化祭の準備で一緒に過ごす時間が増え、交際に繋がったというブログを見たこともある。
ラッキーロードの百均か、しかも部活終わりに行くってことは、帰りも一緒ってことだよね。嬉しくて変なテンションにならないように気をつけよう。
修司と仲のいいタクヤ君がポンポンと修司の肩を叩いて言った。
文化祭まで一ヶ月、今の感じなら順調に出来そうだ。
話し合いが終わり、部活に行くため急いで着替えをして廊下に出ると、そこには修司が立っていた。
「あのさー奈々」
「どうしたの?修司も部活でしょ」
「そうなんだけどさ、部活終わったら一緒にラッキーロード行かねぇ?」
「え、なんで?」
「百均行ってとりあえず装飾に必要な物を見ておきたいんだ。学校から貰える物だけじゃ足りないだろうって先生も言ってたし」
「修司ってほんと真面目だね。うん、いいよ。じゃー部活先に終わった方が校門で待ってよう」
なんでもないような口調で返事なんかしちゃって、本当は嬉し過ぎて心臓ドキドキなくせに。誤魔化すのが上手くなったな、私。
「了解、そんじゃ部活頑張ろうな」
それだけ言うと、修司は走って行ってしまった。
お互い部活が忙しいし、おまけに修司はバイトまでしているから、仲良くなったとはいえ放課後一緒に遊んだりどこかへ行ったことはなかった。
文化委員に決まってから、こういうこともあるんじゃないかとどこかで期待してる自分がいた。
ネットで検索すると、好きな人と文化祭の準備で一緒に過ごす時間が増え、交際に繋がったというブログを見たこともある。
ラッキーロードの百均か、しかも部活終わりに行くってことは、帰りも一緒ってことだよね。嬉しくて変なテンションにならないように気をつけよう。