あなたの名前、京史を『きょうじ』と間違えて読んだ私を笑った顔が忘れられない。


『きょうちゃん』なんて、わざと呼ぶ私を抱きしめてくれた感触が今でも残っているよ。



しばらくお別れだけど、いつかあなたのもとへ行く日を楽しみにしています。



だから、それまでしばらくの間さようなら。



さようなら、私の刑事。



さようなら京史(ケイジ)。




サヨナラケイジ。




            友季子より』


                          








                      完