さっきまでは頼りない明かりだと思っていたけれど、暗闇からの生還だからかものすごくまぶしい。
そのオレンジ色のライトのちょうど真下に、陰影をまとった姿。
それは、橘だった。
「きょうちゃん・・・・・・」
呆けたような友季子の声に、橘がゆっくりとそちらを向く。
お互いに信じられないような表情をしている。
入り口にはよしこちゃんがフライパンを片手に立ちはだかっている。
髪はボサボサで、すごい汗でメイクもくずれているけれど・・・・・・すごく頼もしい!
「やっぱりあなただったのねっ」
鼻息荒くフライパンを向けるが、橘は友季子から目を離さない。
「おかしいと思ったの。橘さんにこの間会ったときに、アタシのことを女性扱いしてくれたでしょう?」
「あ、あのとき」
たしかに、橘はよしこちゃんに『でも女性だけだと心配でしょう』とか言って喜ばせていたっけ・・・・・・。
「その時のあなたの表情。自分でも気づいてないでしょうけれど、すごく不愉快な顔を一瞬したのよ。アタシをバカにしていることを薄いオブラートで隠して言葉にしているのがわかったわ」
「・・・・・・」
橘はまだ友季子から視線を外さないまま黙っている。
そのオレンジ色のライトのちょうど真下に、陰影をまとった姿。
それは、橘だった。
「きょうちゃん・・・・・・」
呆けたような友季子の声に、橘がゆっくりとそちらを向く。
お互いに信じられないような表情をしている。
入り口にはよしこちゃんがフライパンを片手に立ちはだかっている。
髪はボサボサで、すごい汗でメイクもくずれているけれど・・・・・・すごく頼もしい!
「やっぱりあなただったのねっ」
鼻息荒くフライパンを向けるが、橘は友季子から目を離さない。
「おかしいと思ったの。橘さんにこの間会ったときに、アタシのことを女性扱いしてくれたでしょう?」
「あ、あのとき」
たしかに、橘はよしこちゃんに『でも女性だけだと心配でしょう』とか言って喜ばせていたっけ・・・・・・。
「その時のあなたの表情。自分でも気づいてないでしょうけれど、すごく不愉快な顔を一瞬したのよ。アタシをバカにしていることを薄いオブラートで隠して言葉にしているのがわかったわ」
「・・・・・・」
橘はまだ友季子から視線を外さないまま黙っている。



