「そうよ、きっとそう」
よしこちゃんは自分の意見に確信を持ったかのように急に力強い声になる。
「寺田さんはこの連続誘拐の犯人がわかっていたのよ。情報ってのは犯人の名前。で、寺田さんは犯人に電話とかで言ったのよ。『あなたが犯人だってわかってるよ』とかなんとか。あせった犯人は寺田さんを殺したの」
うんうん、と何度もうなずくよしこちゃん。
なんとなく納得はできるけれど、寺田のイメージとは違うような気がした。
そこまで身を危険にさらすようなタイプだろうか・・・・・・。
みんな考えこんでいるようで、車通りの少ない道を無言で歩く。
突然、少し前を行く友季子が立ち止まって振り返った。
「ねぇ、こういうのはどう?」
「どういうの?」
どうせ友季子の言うことだし、期待できないかも。
「あのね、寺田さんが情報をつかんだのなら、その時にあのカメラマンもそばにいたはずじゃない?」
「あ・・・・・・」
よしこちゃんは自分の意見に確信を持ったかのように急に力強い声になる。
「寺田さんはこの連続誘拐の犯人がわかっていたのよ。情報ってのは犯人の名前。で、寺田さんは犯人に電話とかで言ったのよ。『あなたが犯人だってわかってるよ』とかなんとか。あせった犯人は寺田さんを殺したの」
うんうん、と何度もうなずくよしこちゃん。
なんとなく納得はできるけれど、寺田のイメージとは違うような気がした。
そこまで身を危険にさらすようなタイプだろうか・・・・・・。
みんな考えこんでいるようで、車通りの少ない道を無言で歩く。
突然、少し前を行く友季子が立ち止まって振り返った。
「ねぇ、こういうのはどう?」
「どういうの?」
どうせ友季子の言うことだし、期待できないかも。
「あのね、寺田さんが情報をつかんだのなら、その時にあのカメラマンもそばにいたはずじゃない?」
「あ・・・・・・」